2013年11月30日土曜日

Bicycle Club No.345 1月号の対談記事に寄せて

みなさま

先日Bicycle Club からファンクショナルトレーニング(が最も近い概念だと考えている)トレーニングに関する記事が出ました。私も一部福田さんと、小畑さんとの対談で登場しています。


以下記事に補足を

・「2週間でポジションを合わせた」
正確にはポジションは変わっていないけど、きちんと動けるようになったので痛みがなくなった。ちなみに2週間はツアー・オブ・オマーンまで2週間でした。


・「BC:西薗さんはパフォーマンスの代表みたいな方だったんですよね。 西薗:当時はまだイノベーティブな話。それまでのトレーニングはポイントを押さえてパフォーマンスで一気に勝つという発想がなかった」とありますが、要するにパワーメーターで厳格にトレーニングを管理する手法のことを指しています。大学時代からBluewychと協力して導入しました。

・ソールスターのインソールはめちゃめちゃ固くて、正しい踏み方ができないとあっという間に痛くなります。



2013年11月20日水曜日

サイクリングを楽しむために ルート探索の方針

ご無沙汰しております。先日ツール・ド・いくちじまにて優勝し、最高の形でシーズンを終えることができました。

ところで表題のサイクリングコースの件ですが、知人の吉田氏の記事にインスパイアされて記事を書いてみます。

問題意識
プロ選手をやっていると、いきなり全く知らない土地に放りこまれて、練習せよというシチュエーションが多々ある。また、地元でも毎日定番コースを走っていると飽きがくるために新規開拓が不可欠

現況の最適解
1.Google mapとGarmin Connectをフル活用したルート考案->2.Garmin Edgeによるルートガイドを利用しながらの実走しながらイメージあわせ->3.走行後、Garmin ConnectやStrava上での検証、次回計画

順に説明します。

1.ルート考案
ルート考案にはGoogle mapをメインに使用しています。
ルートを選ぶにあたっていくつか私の中で基準があって、
・車が少ない
・信号や住宅地をなるべく通過しない
・トレーニングの目的や気分に沿ったアップダウン
が主な評価基準になります。
こういうルートを探すためのポイントも経験から気づいてきました。

・地形をGoogle Mapの「地形」で確認

「地形」をオンにすることで、スタート地周辺の起伏を調べます。

・農道や県道を探す
基本的に国道など、ある街からある街までを最も便利に結びつける道路はサイクリングに向きません。激しい交通量と、自転車の存在を全く想定していない路肩の狭さにイライラするばかりです。そこで多くは山へ向かうと思うのですが、こちらは当然アップダウンが厳しいことが多く、適当なアップダウンで気持よく走るのは難しいことも多いです。そこで、農道や県道を探します。農道は基本農作業車以外あまり通りませんが、大型のトラクターなどが通ることを想定して、そこそこ快適な道が多いです。

・どうやって探すのか
Google Map上で「航空写真」を利用


起伏はそこそこ、畑や田んぼが多く見えるあたりがポイント。

この手法で道をえらんでいくと、ルートがある程度複雑になるので、Garmin Edgeが必須になってきます。

・Garmin Connectでルート作成
シクロワイアード記事など参照のこと

2.実際に走って雰囲気確認、当然ルートから外れて新たに探索してもよい。

3.Garmin Connectにデータをダウンロードして、実際に走ったルートを見ながら次回案を練る。

たまにゴール地点だけEdge上でしていして、ナビ任せに走るのも一興。この場合、ナビの設定(時間優先、距離優先、幹線道路回避、など)に注意。

この手法でかなりルート探索の効率が上がりました。