オマーンでサガンの無茶苦茶なパワーを目撃してから、シーズン終了一歩手前で再び目撃する。。。ということになんとなくお互いにシーズンがんばってきたんだねえという感慨のようなものを(一方向的ながら)宇都宮に来て覚える。今シーズンは色々と沈むこともあったけれども、ポイントを押さえながら、特にTTを中心に結果を残すことができた。
しかしながら、ロードレースでは、本当に万全の状態でレースに臨むことができるようになったのは北海道あたりから。ジャパンカップは国体にも出なかった分、しっかりと乗り込んで着実に準備を重ねてきた。前々日のプレゼンテーション、前日のクリテリウムをこなすにあたっても、プロ一年目として参加した昨年と比べて、気持ちにも体調的にも非常に安定していた。
ジャパンカップ本戦当日も半ばを過ぎるまで、全てがミーティング通りに進行し、さあこれからという場面を迎えた時に事件は起きる。マシントラブルによって、完全に停止せざるをえず、バイク交換。ここで色々と手間取り、さらに微妙にポジションが合わない。
本格的なペースアップの一度目はしのいだものの、それまでだった。長い準備も一瞬で無駄になる。
輪島ロードはとにかく純粋な力勝負にもっていけるように展開を作っていくことを確認してスタート。しょっぱなから都貴さんが強烈なスタートダッシュを決め、アタックをかけようとしていく選手を片端から飲み込んでいく。雨でさむかったこともあって、先制パンチは心構えのない他の選手には強烈に効いた。あっという間に7人程度まで絞り込む。
しかしここからあまり自分のパンチ力がない。一定高ペースは得意なので安定して出せるが、今年かなり克服してきたパンチ力が再び失われている。都貴さんや和郎さんとの連携ミスも各所にあって、全体としてしっかりと気持ちも足も作りこんできたブリッツェンに比べて雑だった感が否めない。結果も都貴さん3位、自分4位で完敗。
沖縄まで、本格的なシーズン中ではなかなかできなかった、ファンの皆様とサイクルモードなどで交流しながら気持ちを作り、自分の中では「2013年開幕戦」のUCIとなる、沖縄で再びアンカーで勝利を目指す。
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