2013年1月3日木曜日

威勢よく新年のスタートを決めたいものだけれども


実を言うと、今年は新年のトレーニングを十分な強度で開始することができていない。昨年末、年の瀬に左膝に妙な違和感を覚え始めたのが始まりだった。左の外側の筋肉が張っていたようだったので、新しいペダルシステム(シマノー>スピードプレイ)が煮詰まっていない段階で、腸脛靭帯炎とかになりかけかな?ぐらいに考えて、マッサージなどを増やす程度で特に手を打たないでいた。

ところが、ある日突然ペダリング中に激しい痛みを感じて、その場で一旦停止しなくてはならないほどになった。冷や汗をかきながら再乗車して家に帰ると、すぐに診察へ向かった。腱などに損傷はないらしいことが確かめられ、一安心だったが、左外側広筋の損傷(ある程度の肉離れ)らしい。昨シーズン終わりごろには似た傾向で右の膝に違和感を感じていたのだが、今考えるとこれも筋肉損傷だったのではないか。

全体的に四頭筋群の柔軟性か強度か、その両方が足りない。

数日の休息ののち痛みが落ち着いてきたので、セオリーどおり、低負荷で痛みのない範囲での運動と、温熱療法に入っている。痛みというセンサーがついていると、普段筋肉について学んでいることが実感としてわかりやすく面白い。筋肉の温まり具合で本当に痛みが違ってくるので、ウォーミングアップの効果を普段の何倍もよく理解できる。普通に走ると走り初めが痛いが、こたつに足を入れた後に走りだせば痛くない。わりに順方向にしっかりとした負荷をかけている分には痛くないが、階段を降りるときみたいに、筋肉が伸ばされながら縮む力を発揮している状態(等張性運動といいます)が最も痛む。自転車だと、段差を超えるときに足が揺れるのを抑えこむのにかなり痛んだりする。多分石畳のレースなんかで、ブレずにペダルを踏み込むためには、ペダルを抑えこむための筋力がかなり必要になるのだろう。