2012年12月18日火曜日

新シーズンに向けて


チームの初顔合わせとペーパーワークを一挙にこなすために、2013年のチームメンバーが香港に集まった。
香港にはチャンピオンシステムのオフィスがあり、周辺の道路で撮影、病院でメディカルチェック(Electro Cardio Gram, 有負荷心電図検査)など、三日間という短い間ながらやることは多い。

新しいスーツケースを受け取ったりとか。。。


ホテル周辺はこんなかんじで。香港の中でも大陸側、新界のSha Tinなるところにあった。



集合写真の撮影


チームメイトたちとも受験英語の賜物を駆使しながらなんとかコミュニケーションをとることができたみたいだ。

2012年12月11日火曜日

2013年に向けて

12月に入ってからは霧島チームロードの準備と運営にてんやわんやだったのですが、今度は2013年のレース活動体制に関して発表させていただきます。

2013年はチャンピオンシステムプロサイクリングチームで活動することになりました。初めての海外チーム移籍になります。思えば一昨年はまだ大学生だったので、隔世の感がありますね。。。

日本での練習ベースは地元の鹿児島へ移し、たまに東京と行ったり来たりというところになると思います。それ以外は海外ですが、拠点は皆目検討がつきません。

まずプロコンレベルできっちりと仕事ができるようになる、海外チームでの所作を学ぶなど、課題は山積みですがそこが楽しみでもあります。国内のチームで、きちんと走っていくだけであればそこそこの自信はついてきた時期でもあるのですが、「お前はいったいどれほどのものだ?」と常に問いかけられ、恥をかくことの多い環境にあえて身を置くことで、自分がこの世界に求めてきた本質的な成長は多く得られると判断して、2013年に向けた移籍を探ってきたところ、チャンピオンシステムと巡り会えました。思えばシマノに入った時も、ブリヂストンに入った時も「こんなことも知らねえのかよ」的なことが多く、チームメイトやスタッフは大変だったと思うのですが、そこをバシバシ指導してくださった皆に本当に感謝です。

というわけで、プロ選手はすぱっと綺麗に全てをこなし、素晴らしい走りを見せるだけが仕事である、という考え方が主流であることは重々承知なのですが、どうやら来年もそうはいかないようです。(そして主流には基本的に乗れない)そのときそのときに、必死でものを考え、昨日の自分を超えるということを目標にベストを尽くすあるのみ。その過程をみなさんにも一緒に楽しんでもらえまいか、というのが僕の希望です。(あくまで希望)

2013年も応援よろしくお願いします。

2012年12月11日 西薗良太

2012年12月2日日曜日

またも天才に捧ぐ


 今日は冷たい雨が降りしきっていたこともあって、「筋肉博士 石井直方の筋肉まるわかり大事典 Vol.2」なる本(石井先生のその他の本もお勧めです。教養時代を思い出す。)を、コンディショニングの研究すべく、図書館から借りてきてがりがり読んでいた。座学である。その中の項目に、「日本人が発達させやすい筋肉は?」というページがあって、筋肉そのものの人種差については、学術的な研究は少ないものの、経験的・外観からわかっていることがいくつかある。背面の筋肉が欧米人や黒人の方がアジア人より多い傾向があるらしい。ボート競技などではこれが致命的に効いてきているとのこと。
 一方で、日本人のほうが発達させやすい筋肉というものもある。大胸筋、上腕三頭筋などがその一例。日本人がパワーリフティングをやると相対的にベンチプレスが圧倒的に強い。
 さらに日本人がはっきりと筋肉量でまさる部位として考えられるのは、ふくらはぎ。日本人はヒラメ筋が大きいらしく、ふくらはぎが大きく広がったような形に見える人が多いそうだ。ふくらはぎの大きさは陸上スプリント系種目にとっては良いことではないらしく、素早く足を動かすにあたって、体幹から遠いところにあるふくらはぎが大きいと、回転モーメントが大きくなり、振り回すのにその分余計な力が必要になる。

以上をふまえて、日本人のロード選手は何ができるか?まず、大胸筋周辺を最大限活用できるポジションが必要になる。ペダリングを受けとめる体幹群筋力のうち、大胸筋周辺で受けとめる割合を増やせばいい。しっかりとハンドルを握って、押しこむイメージだろうか。多分ハンドル遠目が良さそうだ

で、ふくらはぎが太くなるなら素直に太くさせてやればよい。ロードバイクならば変速が可能だから、陸上短距離みたいなすばやく足を振り回す動きを、本当にケイデンスも必要なシチュエーションを除くと、ギヤを上げることで解決できる。要は重めのギヤで、回転を落とせばよろしい。その分をふくらはぎから発揮される、足首周りの筋力を活かしてポジションを作り、トルクという形で補ってやれば良い

と、ここまで考えていたところで、「いたな、そういう人」って感じではっと気がついて戦慄した。かなり標準よりふくらはぎが太くて、トルクフルで、大胸筋~腕の筋肉が隆々で、結構ハンドル遠目の人。。。。ごく身近で実践している。
やはり彼は天才なのかもしれません。。。

天才@フランス


自転車選手的新年


みなさま

あけましておめでとうございます。自転車選手の正月はあけました
ツール・ド・おきなわから1週間自転車に乗らずに、一度身体をリセットすることにつとめながら暴飲暴食を自分に課しつつ、順調に体重が増加したところで、やっぱ動かないと飯がうまくないな、と思う次第。端的に言うと、暴飲暴食飽いたらしい。自分なりの規律があれば、なんでもないことが幸せに感じる。
来シーズン、力を手に入れるために、昨日の自分よりも少しでも強く。
精進していきます。

Dear friends,

I would like to celebrate the new year’s day of cyclists.
After finishing tour of Okinawa, I haven’t touched my bike. I healed up my body, relaxed and eat what I am not able to eat on-season. However, I found I cannot taste food well without training. I strongly reccomend you to train well even just for tasting food well. It adds small but certain happiness to life.

I will make efforts to make difference day by day.