えらく前回のアップデートからあいてしまいましたが、なにごともなかったかのように、ブログを再開します。
今日はポジションについて。
ポジションについては、当チーム(ブリヂストンアンカーチームね)には、各方面で非常に有名な?清水都貴氏がいるので、今回からは彼との話を記事にしてみましょう。
なぜに都貴さんがポジションに関して有名かといいますと。。。
こういう普通のポジションがあったかと思えば(中央)
こういう、凄いポジションがあったりして、(ブラケットとハンドル角に注目)
ということで、国内のレースに都貴さんが出場するときには、どの選手も一度はブラケットの角度をみてみようとする。。。はず。
西薗:。。。まずはステムの長さですよね
都貴:うん、長いほうが。。。まあ、出力も出しやすくて、操作も余裕が出て
西薗:出力が出しやすくなるってのは、どっから来てるんですかね?
都貴:わかんない。まあ、SRMとかでみていてもそうだし。要は、なにが一番違うかっていうと、ギヤがかけやすいだな。
西薗:なるほど。
都貴:明らかに、倍数の大きいギヤを容易にかけることができるから。
西薗:それは、都貴さんの乗り方の一つの特徴である、サドルに前乗りすることとなにか関係ありますか?
都貴:ダンシングの時にも効き目があるね。いや、むしろダンシングの時こそそうかもしれない。
西薗:それは、ハンドル周りのしなりみたいなところによるんですかね?それとも手を置く位置関係によるんですかね?
都貴:多分、俺はしなりだと思う。
西薗:ふむ。
都貴:だからもう、要は、バットの先を持つか、短く持つかの違いだよ。
西薗:長めに持ったほうが、ギヤをぶん回すのには良いと。
都貴:それが厳密に自転車の場合正しいとははっきり言えないんだけど、フィーリングをイメージで伝えるとそういうところかな。
ただし、足が長い選手(典型的なヨーロッパ人的な体型)にとっての120mmステムや、クランク170mmなんかは、うちらにとっての120mmや170mmとは当然わけがちがうから、そこは冷静に見極める必要があるけど。足が短いトップ選手でもクランク172.5mm使う選手は結構いるからね。プロツアークラスの選手だと、やっぱりちょっと背が低くても、172.5mm以上を使っているパターンが圧倒的に多いみたいだ。でも、それは単純にチームのクランクの在庫の問題や、カンパのラインナップの問題もあるみたいだ。ヨーロッパチームだと、勝手にそういうクランク長がついてくる、って(アラシロ)ユキヤも言ってたからね。
西薗:だけど、都貴さんの場合には。。。
都貴:俺は両方試してみて、総合を狙うなら167.5のほうがいいみたいだ。
俺もね、昔は長いクランクのほうがギヤがかけやすくなるって思っていたんだよ。だけど、全然違って短いほうが腰の安定感が増すからむしろギヤもかけやすくなった。
西薗:う〜ん。一概に長いほうが良いとも言えない。
都貴:うん、長いイコール、それがテコの力かといったらそうでもない。腰・体幹の安定性が一番違ったな。そして、クランク長に対してサドル高を変えてない。だから下死点付近では近くなってるし、上死点付近ではちょっと遠くなってるはずで、その影響もあるのかもしれない。
西薗:167.5mm と170mmの2.5mmぶんの補正をサドル高でやってない?
都貴:しっくりこなかったからね、やってみて。だから、クランク短くなって回しやすくなったというよりも、実質低くなったサドル高の方が安定感に寄与しているのかもしれないんだけど。。。ダンシングでも安定感が増すんだよね。なぜか。
おいおい、こんな感覚的なことで書いていいのかよ笑
西薗:大丈夫です。僕を信頼してください(キリッ)
と、言っていたのですが、ほぼそのまま上げてしまいましたー
まだまだ続く。